子育て中のお母様にお会いすると、お母様の態度や言葉の使い方、視線の動き方他を見ているだけで、直ぐに
その方の子育ての仕方(子供との接し方や教育方法)がわかります。
たとえば......スーパーやデパートでのお買い物の最中の何気ない会話は、子育てに限らず、その女性の人柄、
生活観まで見えてしまうのです。まして、その場に子供さんが一緒でしたら、なお更です。
先日、大型ファッションモールで幼稚園くらいのお子さんを連れた二組の親子(母子)に遭遇しました。
子供達は5歳と3歳くらいでしょうか、二人ずつ連れていられるので4人。
モールの売り場の通路でお母様同士が会話に夢中になり子供達は野放し状態.......、店員さんが子供が商品に
触らないか心配で不安げな顔で近くについていました。
それでも、お母様達はくだらない会話に夢中です。
周りにも筒抜けの大きな声で話し、下品に大笑いし.......
思わず注意して差し上げようかと思いましたが、余計なことですので暫く近くで静観していました。
すると...案の定、ふざけあっていた子供の一人が陳列棚にぶつかり、その上に載っていた商品が大きな音と共
に落ちました。
その音でお母様達は驚き、まず一番にしたことは子供達を大きな声で怒鳴りました。
『なにやってんのぉぉ!!!!!、騒いでんじゃないよ!!!駄目でしょ!!!!!』
『どうすんの!!!これっ!!!!!』........子供達は小さくなり、怯えた目で母親を見ています。
店員さんが飛んでくると、「すみませ~~~ん、この子達がぶつかってぇ~~........」と済まなそうな顔で云いまし
た。
店員さんは拾い上げた小さな陶器の灰皿を持ち「こちらの商品が欠けてしまいました......」
母親達は「えーーーーー、そんなこと無いでしょう、ちょっと見せて!!!」と灰皿を取り上げ、掌に乗せて調べ始めま
した。すると、確かに角が少し欠けています。
母親達「ホントだぁ~、これ~弁償しますのでいくらですか?」
店員「480円になります。」
母親達「わかりました......はい、これで!!!」と少しむくれた感じの声で言うと、500円玉をお財布から出して店員さんの手に渡しました。
店員さんが商品と500円玉を手にもちレジに向かいました。
すると、ひとりの母親が自分の上の子供(棚にぶつかった一番大きな男の子)の頭をゲンコツでゴン!!!と殴ったのです。『お前達のせいで高い買い物になったんだぞ!!!!!』『反省しろ!!!!!』と.........まるで男言葉です........
もうひとりの母親は子供達に冷たい視線をやりながらスマホをいじり知らん顔です。
殴られた男の子は下を向き、小さく泣いていました。
店員さんが商品を包んだ袋とおつりを持ってくると、バツが悪そうに母親達は「どうも!!!!!」と云い、お詫びの言葉も無く子供の手を強引に引っ張りながら、その店の前から逃げるように離れて行きました。
どう、お思いになりますか..........でも、現代は、このような内容の出来事が本当に多く見受けられます。
この出来事で誰が悪いのかは、昭和生まれの方々は理解して頂きたいのですが........上記のお母様達は多分、昭和57、58年生まれの今年30歳か29歳ぐらいになる方々でしたね。
言葉遣い、態度、子供に対する姿勢.........親としての教育を、何も受けていないのでしょうか。
親としてというより人として成長していないのです。
愛する人が出来、縁あって結ばれ、子供が出来......何となく育てているだけ........では、その子供の「人としての育てる教育」はどうなるのでしょうか.......
そこまでの教育は学校教育法(国や行政区間として)では教えてはくれません。
間の抜けた「人として育てる教育」はどうなるのでしょうか......」
この続きはまたいつか.........
合掌