昔(江戸、明治、大正、昭和~)は家族揃って、夕食を頂くことが当たり前の時代でした。
TVドラマの時代劇でも家長が箸を着けてから、家族が頂くという光景が見られました。
時代により、核家族化が進行し生活形態も変化しています。
学習塾やスポーツクラブに通い夜遅く帰宅する子供たち.......
仕事の都合で両親が一緒に食べれない子供たち.......様々な家庭が存在します。
どれが良くて、どれが悪い等とは言うことは出来ません。
皆、それぞれの生活の中で一生懸命生きているのです。
小さな乳幼児からご高齢の方々まで、この世に生の有る人間に「食する」ことは、命を維持するために必要な大切な行為です。
小さな子供が「お母さん、今日のご飯なあに?」と聞く姿は心が温かくなりますね。
それと同じに、大の大人でも「今晩は何かなぁ~」と夕食のメニューは何かと期待しているのです。
今の時代、お母さんが働いている家庭が多いのが現実です。
お母さんが家の外で働くのは本当に大変なことです。
朝から、洗濯・朝食・子供の世話と.....目の廻るほどの動きをして、フルタイムで働くお母さんもいます。
そして、一日働いて帰る途中で食材を買い、帰宅すると同時に座る間も無く、夕食の支度.....
若いからと出来るとは限りません、家族を愛するからこそ出来るのです。
今、大変な時代をすごしているお母さん、時が経てば必ず楽になることを覚えていてください。
あなたが一生懸命日々過ごす姿を、子供達やご主人は毎日見ています。
そして必ず覚えています。
命を維持すると共に、喜びを与えるのも食べることには有ります。
食材については別のときに書きますが、「食する」ことで五感が磨かれ、心が整うのも大切なことです。
事を起こすのに空腹では始まりません。身体の細胞の隅々に新鮮な血液を毎日生産し送り続けなければ命は維持出来ないのです。
完璧な栄養学を学び、毎日完璧な食事を作るなどと、難しく考える必要はありません。
毎日の献立は、主になるメインを中心に季節に合わせたおかずを構成することを日々楽しんでください。
食べることは一生です。
良く結婚式の祝辞で「夫婦仲良く過ごす秘訣は胃袋とお袋を掴むこと」と言われますが、本当のことです。
夫婦・家族.....みんなが揃って食卓を囲むことが、本当の幸せだと思います。
明日から10月です。
「実りの秋」です。美味しいものも沢山期待できますね。
感謝です。