出張先で不可思議な出来事が有りました。
仕事の打ち合わせが一段落着いたので、昨夜は出張先の地方都市に住む友人と夕食を共にする約束をしてい
たのです。
昨日は天候の影響で出掛ける前から、妙な予感が有りました。
移動中も敏感に様々な気配を感じます。
「これは何かがあるなぁ......」とある程度の予測をしていました。
約束の時間少し前に、待ち合わせのレストランのドアを開けた途端に.........
ウェイティグバー・カウンターに座る二人の女性が入り口に立つ私に視線を投げました。
左側に座る女性は私の友人。
そして、その右隣でにこやかに微笑む女性.........
一瞬にして背筋に悪寒が走りました........
友人が「久しぶり~、ごめんね。忙しいのに誘ってぇ~」と笑顔で話しかけて来ました。
「こちら私のお友達で〇〇K子さん、あなたと会うと言ったら是非お会いして紹介してって、ついてきたのよぉ
~、ごめんねぇ~。」と、詫びる事無く笑顔で云うのです。
「〇〇K子です。始めまして、是非お会いしたかったんですぅ~」と満面の笑みを浮かべて挨拶をされました。
私は身体が硬直し、足が前に進まず......近くまで行ったのか解からないまま軽く会釈をしました。
そして、ディナーを頂く為にテーブル席へ移動しました。
その間に、友人が間に入り話をしていたのですが..........まったく何を話したのかも思いだせません。
デザートを頂いた時間を含め約2時間、そのレストランに滞在しました。
彼女とはそこで別れ、友人とその後にカフェに寄りました。
友人に「あの方と、私はどこかでお会いしている気がするのだけど、思い当たらないかしら?」と聞きました。
友人は「彼女は博多出身だし、住まいもこの近くだから接点は無いと思うけれど....何か感じたの?」と不思議そ
うに私を見ました。「そう....、じゃあ勘違いかもしれないわね....」とサラッと話を止めて、お互いの近況などを話し
て1時間くらいで帰途に着きました。
友人には話しませんでしたが........
その時にお会いした女性とは前世か今生かの何処かで間違いなく出会っているのです。
その女性からは物凄く強い「気」が発せられ、威嚇するくらいの強い「パワー」で私に挑んでいたのです。
女性と友人に悟られないようになるべく目を合わせないよう、私の「気」を押し消して最小の気配だけを残して会
話していました。
自分が「気」を抑えているので女性の背景全てを読む事は出来ません。
微かに、感じる取れるものは「滝」「水」「蛇か龍」「髭を蓄えた老人」.....多分、お身内のご老人です。
女性から私に対する「詮索の気配」が、蛇のようにグルグルと私の身体に絡みつくのが感じました。
こういう場合はこちらが「気」を遮断し、相手にしないようサラッと交わしているのが一番の対策なのです。
あちらからは一切の気配も、何も見えない状態なので「こんなものかぁ~」位にしか感じません。
すると、相手は興味を無くして、対象とする相手を攻撃する「気」を緩めるのです。
その時を見つけ、こちら側の「気」を少し開くと相手が何者なのかが少しずつ見えてきます。
女性から発せられる友人への心理は「妬み」「羨望」「見下し」.....の感触が解かります。
友達と言いながらも、敵視しながら付き合っているのが感じられました。
その場での「読み」は危険と判断し、やらなかったのですが.......かなり強い力を兼ね備えた女性です。
今までの人生では、「何でも自分優先で、自信過剰、自分に出来ないことは無い」というくらいの気持ちで生きて
きた女性です。
「何をやっても器用にこなし、何処へ行っても誰に会ってもその場に合わせることが出来、場や人を上手に繋ぐ
ことが出来る」のと、「自分自身が一番気に入っている美貌」を常に意識し、それを「自信」に生きてきた女性で
す。
その背景に有るのは「彼女が背負っている強い気(滝・水・蛇、龍・老人)」が存在しています。
女性は60歳を過ぎていますが、年齢の割りに「自分を抑える」ことや「謙虚」という言葉を持ち合わせてはいませ
んでした。その状態のまま過ごして来て、これからも生きていくのでしょう。
物凄く疲れました。
女性の好奇心に巻き込まれないように「気」を消すのに労力を使いました。
友人と最後にカフェで飲んだブラックコーヒーが美味しかったことだけが印象に残り、レストランで何を飲んだの
か、食べたのかも覚えていないくらいです。
世の中には様々な物が存在します。
不可思議なことばかりです。
人間(?)を利用したり、借りて過ごしている得体の知れないものも存在します。
どうか........
自分の「心の目を大きく開き」自分に災難や災害が降りかからないように日々暮らして行きたいものです。
合掌。