毎年、夏休み明けの9月1日は 子供たち(学生含む)の自殺が多いのです。
今年も、もうすぐ8月が終わりを迎えます。
その前に、自分の子供たちは夏休みのいまどのような心の状況なのかを少し落ち着いて考えてみてください。
学校でいじめを受けている子供たち....その逆もあります、
学校でいじめをしている(仲間にされている)子供たち.....
どちらの心も夏休みの終わりが見えてきた頃、ザワザワと心が騒ぎ始めます。
現在は、いじめについてメディアで騒ぎ立てたり、取り上げないような配慮がなされているようで子育て世代以外の人々には、分からない(関心が無い)ことだと思います。
9月になり事件が起こり新聞やメディアで取り上げられて、こんなことが有るのだなぁ~位にしか世間は感じてはいません。
小学生~高校生のお子様をお持ちの方々に特に、いま自分の子供の心理状況に関心を持って戴きたい。
今の時代、お母さんが働いている家庭も多く、なかなか子供と改めて向き合う時間が無いと仰る方が多いのですが....
子供の命が一瞬で無くなってしまうことも有るのです。
ああ、あの時に子供と話をしていれば....
あの時に無理にでも声を掛けていれば.....
ぎゅっと、子供の身体を抱きしめてあげていれば.....
あとから、このように後悔してしまわないように、どうか改めて少しの時間でも自分から作ることを優先してください。
各々、多くの家庭では子供に対しての環境(家庭教育)が違います。
常に子供とたくさんの話が出来ている家庭もあれば、
子供を早くから大人扱いし距離を置いている家庭(早期自立の為と称して見守ると)
自分の生活や仕事(パート、アルバイトなど)、家事に追われ、子供と会話をする精神状況ではない.....
このような状況の場合、小学校高学年、中学生くらいになると、子供の方から親の心を想い自分から心を閉ざしてしまうことが多いのです。
「一生懸命、仕事している親や家族に、自分が迷惑をかけてはいけない」と独り悩んでいる子供たちがとても多いのです。
子供の心はとても繊細です。
普段は大きな声で笑ったり、乱暴な口をきき大人ぶっている子でも、いつも心の中は大きく揺らいでいることがあるのです。
「悩んで、悩んで、独り一生懸命考えても、解決の糸口が見つからない.....
もうすぐ、学校が始まる.....また、あの人たちにいじめられる.....
どうしたらいいの、自分がいけないの、誰か助けて.....」
そんな時、ふと楽になりたい、今の心境から逃げてしまいたいと.....
現在の子供たちは栄養状態も良く、様々な情報も多いので身体も見た目も大人並みです。傍から見ても十分に大人に見えるのですが.....
まだ生まれてたった13年~17、18年です。
心は育ってはいないのです。子供です。
どうか、安心しないでください。
家族に心配かけまいと笑顔を作っていることも有るのですから、家事の手を休めてでも、寝る時間が遅くなってしまっても、1時間でも自分の子供と話をしてみてください。
改めて「面と向かって話すぞ!」などと、気負わなくても良いのです。
「もうすぐ夏休みも終わるけれど、どうかな?
なんか困っていることや話したいことは無いかな?」
などと言いながら声を掛け、お茶やお菓子を一緒に食べようと誘って、少しづつ学校生活のことや、今考えていること、将来の夢などを促して話すことが良いのです。
子供はどの子もとても敏感です。
親や家族の態度や心をいつも見ています。
「自分のことを分かってもらいたい、知ってもらいたい、理解してほしい。」
こう望むのは人間の成長過程には、とても必要なことで正しいことです。
親は子供を授かったのですから、どんなに忙しくても子供の心に関心を持ち、共に支えあい、その子がひとりの人として、これからを生きていけるよう育てあげましょう。
子供は自分たちの大切な命であり、宝物なのですから.....